日本消費者連盟 | すこやかないのちを未来へ

生まれつつある科学と社会の新しいあり方——自覚的に科学との関わりを深めていくべき時代

島薗 進

福島原発事故が起こって数か月ほどの間に、被災地住民はどれほどの被曝をしたのでしょうか。放射線物質から発せられる放射線がどのような健康影響を及ぼすのかのリスク評価のためには、きわめて重要な情報です。ところがその情報がたいへん貧弱なのです。

行なわれなかった服用指示

セシウムについても放射性ヨウ素についてもそうですが、ここでは後者について述べます。

チェルノブイリ原発事故では、多数の子どもが甲状腺がんを病むことになりました。甲状腺には[…(3206文字) 続きを「消費者リポート」pdf版を購入して読む]