日本消費者連盟 | すこやかないのちを未来へ

小池東京都知事に築地移転問題で質問状

2016年11月7日に予定されている築地市場の豊洲新市場への移転について、小池百合子東京都知事に食の安全・監視市民委員会と連名で質問状を送りました。同氏には都知事選の期間中にも同様の質問状を送りましたが、送った主要3候補のうち小池氏のみ回答がありませんでした。

16FSCW第5号
2016日消連第6号
2016年8月4日

東京都知事 小池百合子様

食の安全・監視市民委員会
代表 神山美智子
特定非営利活動法人日本消費者連盟
共同代表 天笠啓祐
共同代表 大野和興

 

築地市場移転に関する公開質問状

 私たちは、食の安全・安心を求めて活動する市民団体および消費者団体です。

 築地市場を本年11月7日に豊洲へ移転する計画に対し、私たちは強く反対しています。土壌汚染問題が未だに解決されていない状況で、食の安全・安心の面だけでなく、市場で働く人たちへの影響を考えても、11月7日の移転はいったん延期し、計画そのものを見直す必要があると考えます。私たちが移転に反対する理由は添付の別紙をご覧ください。

 貴職は都知事選期間中に築地市場を視察した際、「築地の問題については移転に反対している人の声もある。そういう状況の中では、いったん、立ち止まるべきと考えます。さまざまな問題について検証する必要がある」と述べていらっしゃいます。そこで、改めて築地市場移転問題について質問いたします。お忙しい中、恐縮ですが、8月25日までに文書にて回答いただきますようお願い申し上げます。

 

1. 築地市場を2016年11月7日に豊洲新市場へ移転することについてどう考えていますか。「予定通り移転すべき」「移転を延期すべき」「移転計画そのものを撤回すべき」からお答えください。もし、これら回答に当てはまらない場合は、お考えを具体的にお書きください。

2.上記1の回答について、その理由は何ですか。具体的にお書きください。

以上

 

参考「なぜ私たちが築地移転に反対するか」

【理由1】 豊洲用地の土壌汚染調査において、概況調査でベンゼンが検出されているにもかかわらず、汚染がないと偽装されていた区画が300カ所以上あること。

【理由2】 豊洲新市場で使用される濾過海水施設の取水口が護岸に設置され活魚用に使用することが計画されており、このままでは有害物質を直接摂取することになること。

【理由3】 豊洲新市場の1階部分の床積載荷重が、水産卸売市場で1t/㎡、水産仲卸場では700㎏/㎡、青果部で1t/㎡しかなく、業者の仕事にとって不十分であること。

【理由4】 東京都から都民や事業者に十分な説明がなされていないため事業者の事業計画が立てられないこと。

【理由5】 移転に反対している水産仲卸業者で作る「築地市場有志の会」が2016年4月に行った全水産仲卸業者を対象にした新市場の開場時期に関するアンケート調査で、その8割以上が「豊洲移転計画の撤回・延期」を求めていることが判明したこと。(4月18日までの回答集計)

食の安全・監視市民委員会
特定非営利活動法人日本消費者連盟

Tagged on: ,