日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
企業や国家の利益よりも人のいのちや健康を優先する世の中に変えたいと活動しています。

2018年10月号「この国の農業が心配」

 

強い農業と手作り農の狭間で

この国の農業が心配

スーパーマーケットには食べものがあふれています。その食べものがどこでどんなふうに作られているかを気に する人はそんなに多くありません。ところが現実には、食べものの作り方も、農業をめぐる環境も目まぐるしく変わりつつあります。そして“攻めの農業”
“海外に打って出るニッポン農産物” といった威勢の良い掛け声が叫ばれます。

農業をめぐる最新のトピクッスは AI(人工知能)など最先端科学技術の導入、そして外国人労働者の大量受け入れです。その一方で、小さく作り、 分け合い、食べる営みもまだまだ生きています。国のめざす大きな農業と人びとの小さな営み、その両面から農と食について考えます。

農業ジャーナリスト、日消連共同代表 大野和興

 
 

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