10月20日発行の「消費者リポート」をお届けします。
今月の特集では農業について考えてみました。
スーパーマーケットには食べものがあふれています。その食べものがどこでどんなふうに作られているかを気にする人はそんなに多くありません。
ところが現実には、食べものの作り方も、農業をめぐる環境も目まぐるしく変わりつつあります。そして“攻めの農業”“海外に打って出るニッポン農産物”といった威勢の良い掛け声が叫ばれます。
農業をめぐる最新のトピクッスはAI(人工知能)など最先端科学技術の導入、そして外国人労働者の大量受け入れです。その一方で、小さく作り、分け合い、食べる営みもまだまだ生きています。
国のめざす大きな農業と人びとの小さな営み、その両面から農と食について考えます。
━━━《内容》━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1・表紙
2・ おしゃべりカナリヤ:息づく憲法の話をしよう(太田伊早子)/表紙のことば
3・ 特集:この国の農業が心配 強い農業と手作り農の狭間で 最先端の科学技術と人権無視の労働が同居/小さい直売所を作ってみた こんな農業もあります/農業は小さいほうがいいんだ
8・ワールドリポート:ゲノム編集の規制はどうあるべきかーーGMOフリーゾーン欧州会議に参加して
10・News Clip:日本&世界の消費者ニュース
11・そこが知りたいQ&A「『遺伝子組み換え不分別』とはどういう意味?」マーティンの鵜の目鷹の目「目の色と遺伝」
12・各地の話題From千葉「沖縄の映画『カメジロー』を自主上映」/各地のイベント情報
13・くらしにSpice!:本『香りブームに異議あり』&映画『ガンジスに還る』
14・ワールドリポート「ドイツは家畜の飼料も遺伝子組み換えフリー?!」
15・事務局から&わせだより
16・1969⇔2019:1人で始めた「石けんおばさん」田中輝子(日消連創立50 周年記念実行委員会)