「遺伝子組み換えでない」表示が消える?
2015年の食品表示法施行後、消費者庁は制度見直しの名のもと、消費者の知る権利・選ぶ権利を無視して、さまざまな改悪を推し進めています。その1つが、「遺伝子組み換えでない」という表示条件の厳格化です。多くの人が豆腐や納豆を購入する際、参考にする「遺伝子組み換えでない」表示。最近、この重要な表示が消えつつあります。消費者庁が5年前の検討会で表示の条件を厳格化することを決め、今年4月から新基準が施行されることになったからです。表示がなくなれば、消費者は遺伝子組み換えでない食品を避けることが困難になるだけでなく、遺伝子組み換えそのものへの関心が薄れていく可能性があります。
日消連・食の安全部会
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