あなたも被害者かも?!
香害110番
~香りの洪水が体を蝕む~
日本消費者連盟は、2017年に香りの害で苦しむ人を対象にした電話相談「香害110番」を実施しました。そこには、近隣の洗濯物や職場、学校などで充満する香害で、日常生活を送れないほどの苦しい症状を抱える声があふれました。いまや100万人とも言われる香害に苦しむ人のリアルな声がここにあります。これを機に立ち上がった患者や市民団体、周囲の理解を求めるために動きだした草の根の運動も紹介します。
※香害とは:柔軟剤、消臭除菌スプレー、制汗剤、芳香剤、合成洗剤などの強い香りを伴う製品による健康被害のこと。体臭は含まれない。
◆本書の主な内容
はじめに――「炭鉱のカナリヤ」の声を聞く
第1章 「香害110番」に切実な声
職場や学校追われるケースも/困窮するくらし/子供たちが危ない
第2章 香害ってなに?
誰が発症してもおかしくない 岡田幹治
初診患者5人に1人が香害に 水城まさみ
着香製品の中に毒性の強い物質が 水野玲子
第3章 市民団体動く
日消連の取り組み アロマ噴射を中止させる
8団体で消費者庁に要望 国民生活センターに専用窓口を
第4章 香りの自粛求める草の根の活動
中学校の保健だよりに掲載をお願い/香り自粛の啓発を市議会で要望/コインランドリー被害きっかけに相談センターを設立
第5章 シンプルライフのすすめ 田中輝
付録の「香料自粛のお願い」ポスター(A3判)
日本消費者連盟 製作・発行
頒価:550円(日本消費者連盟会員500円)送料別
A5判/68ページ
※ご注文は日本消費者連盟
FAX.03-5155-4767へ
(〒169-0051東京都新宿区西早稲田1-9-19-207 電話03-5155-4765)