日本消費者連盟 | すこやかないのちを未来へ

【質問状】「ANAオリジナルアロマサービス」の中止要請および公開質問状(2017年11月27日)

                                2017年日消連第35号

                                  2017年11月27日

 

全日本空輸株式会社

代表取締役社長 平子裕志様

特定非営利活動法人日本消費者連盟

共同代表 天笠啓祐

共同代表 大野和興

 

 

        「ANAオリジナルアロマサービス」の中止要請および公開質問状

 

私たちは1969年に「すこやかないのちを未来につなぐ」をモットーに発足し、草の根運動を続けている消費者団体です。

このたび、日本消費者連盟の会員から「11/20のANAのトラベルニュースでアロマサービスを実施すると報道している。香料に敏感な私はもうANAには搭乗できない」と切実な声が寄せられました。早速、貴社のホームページを閲覧したところ「10月中旬以降は、国内線、国際線の全クラスの機内化粧室ハンドソープでもアロマの香りをお楽しみいただけるよう順次展開しています」と掲載されていました。日本消費者連盟が本年7、8月に開設した「香害110番」には、213件の電話、FAX、メールで切実な声が寄せられました。香りは人をさわやかな気分にする効果がある一方で、体に合わない人にとっては非常に有害なものとなります。とりわけ化学物質過敏症で苦しむ人が全国で100万人を超えると言われている中、今回の貴社の「オリジナルアロマサービス」はそのような人への配慮が欠けており、問題があると考えます。また、天然のアロマとは言え、乳幼児や妊婦には使わない方が良いとされているものもあります。化学物質過敏症や香料による被害については、添付資料並びに以下の団体のホームページをご参照ください。化学物質過敏症支援センター(http://www.cssc.jp/)、国民生活センター香料被害情報 (http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20130919_1.pdf)。

特に危惧するのは、飛行機は具合が悪くなっても降りる訳にはいかない、窓を開けることもできない密室空間であることです。一刻も早い中止を求めるとともに、以下の質問をさせていただきます。お忙しいところ恐れ入りますが、回答は2017年12月8日までに文書またはメールにていただきますようお願いいたします。

 

 

1.新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど多くのマスメディアで、「香害」について報道されていることをご存知ですか。

2.化学物質過敏症の人などで、ANAの飛行機を利用したいがアロマを避けたいと思っている人にはどのように対応されますか。

3.今回の「オリジナルアロマサービス」で化学物質過敏症の人などに被害が出た場合、どうされますか。具体的な対処方法をお聞かせください。

                                      以上