【抗議声明】泊原発の再稼働同意に抗議し、北海道知事に撤回を求める緊急声明
12月10日に鈴木直道北海道知事は、北海道電力泊原発3号機の再稼働に同意を表明しました。
しかし、泊原発の西岸海底には活断層が存在している可能性があり、もし地震が起これば大惨事につながることが危惧されています。
実際、2011年の東日本大震災では、東京電力が安全対策を軽視した結果、福島第一原発事故を起こしています。
また、もし泊原発周辺で昨年1月1日の能登半島地震のように真冬に大地震が起き、原発事故につながったなら、豪雪などによって避難も救助も困難になります。
北海道では2018年9月に胆振地方中東部を中心とする地震が発生し、最大震度7を記録しました。
今年11月には九州・阿蘇地方で震度5強の地震が起き、12月には青森県八戸市で震度6強を観測した地震が発生し、その後も後発地震注意情報が発表されています。地震大国日本ではどこでも原発を設置するのは危険なのです。
鈴木北海道知事が、泊原発に不安を抱き、再稼働に反対する広範な住民の意見を顧みることなく、再稼働に同意したことは決して看過できるものではありません。日本消費者連盟は、強く抗議し、ただちに撤回を求めます。
2025年12月19日
特定非営利活動法人 日本消費者連盟