払いたくない!4万4000円 スマートメーター設置しないと罰金!?
本誌編集長 杉浦陽子
本誌編集委員 加藤やすこ
スマートメーター(スマメ)とは、住宅などに設置されている、通信機能を搭載したデジタル式の電力量計のことです。この10年余りで、目視で電力量を測るアナログメーターからの置き換えが進められました。
しかし、電磁波曝露を避けたい、個人情報を守りたいといった理由から、スマメを拒否している世帯が約4万件(※)あります。この世帯に2028年4月から事務手数料として4万4000円を徴収すると、資源エネルギー庁と電力会社が発表しました。スマメ拒否者を少数に追い込み、罰金のように大金を徴収するのは誰のためなのでしょうか。インフラに関わる消費者の権利、プライバシー保護について考えます。
※アナログメーターをそのまま設置している世帯と、スマートメーターは設置したが通信機能を外している世帯。
●電磁波曝露だけではない スマメ強制は問題だらけ
●電力メーターは誰のもの?
●「払いたくない!」署名にご協力を
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