子どもたちを放射能から守る 福島ネットワーク(こども福島ネット)世話人 吉野裕之
事故後1度も散歩をしていない園児たち
震災から2年半が過ぎようとしています。この間、福島の子どもたちの環境はどのようなものだったでしょうか。まず最初の年。誰も外で遊んでいませんでした。放射能を恐れてのことです。偉い先生が「普段通りの生活をしていても大丈夫。外から帰ったらウガイと手洗い。服をばたばた払いましょう」と、風邪でも予防するかのような呑気な言説を流布しているなか、母親たちは必死に子どもを守っていました。
2年目。もうそろそろ……と屋外での体育やプール、運動会などを始める学校も出てきました校庭の除染が優先的に行なわれた[…(3338文字) 続きを「消費者リポート」pdf版を購入して読む]