日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
企業や国家の利益よりも、人のいのちや健康を優先する世の中にしたいと活動しています。

〈対談〉アーサー・ビナード(詩人)× 田中輝子(合成洗剤追放全国連絡会):合成洗剤と原発にさよならしたい——2013年どう暮らす?

Arthur_Binardtanaka_teruko田中 合成洗剤追放全国連絡会の函館集会(1521号)で、アーサーさんは、人々が汚脳されているんだとおっしゃってましたね。

アーサー 洗脳じゃない。洗われているんじゃなくて、汚されてる。合成洗剤に「アタック」と名前をつけてイメージをつくるし、劇的に汚れが落ちるようなインパクトのあるコマーシャル(CM)を巧みに流す。それで何が起きてるかというと、あたりまえすぎるぐらいあたりまえのことがみんなに見えなくなっちゃうんだよね。

田中 私はCMにどうしたら打ち克てるかということで、車に実験道具を積んで、合成洗剤の有害性を示す実験(カイワレ大根の発芽テスト、蛍光増白剤テスト、歯みがき剤の食味テストなど)を見てもらいCMのウソを知らせる出前講座をしてきたんです。

カイワレ大根の発芽テストは、水、石けん水、合成洗剤の入った水にそれぞれ種を80粒ずつまいて育てるんです。1週間ぐらいたつと、生長してくるのですが、合成洗剤だと[…(6304文字) 続きを「消費者リポート」pdf版を購入して読む]

Tagged on: