千葉県の「なのはな生協」は、福島原発事故で被った損害の賠償を東京電力に請求した裁判で「実質勝訴」と言える和解を勝ち取りました。この和解は、放射能に苦しんでいる全国の被害者が、今後東電から正当な賠償を獲得するための重要な一歩と言えます。
なのはな生協は2011年9月、事故から11年8月までに被った営業損害と放射線検査費用を東電に請求。東電はこれをほぼ認めて営業損害約538万円、放射線検査費用約514万円の賠償を支払いました(本誌1508号参照)。
ところが、関東の他の生協が同様の賠償請求をし始めたとたん、[…(3845文字) 続きを「消費者リポート」pdf版を購入して読む]