日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
企業や国家の利益よりも人のいのちや健康を優先する世の中に変えたいと活動しています。

【運営委員ブログ】障壁を崩していく道(2018年9月3日)  

 

日消連が、国に対して要求を出す時に、いつも直面するのが「官僚の壁」です。とくに私たちと関わりが強い省庁(農水省、厚生労働省、消費者庁など)は、国民の健康と福利の向上をめざす機関です。実際は私たちの要求の前に立ちはだかり、あるいは建前上「理解できます」という回答でごまかすしかない、つまり国民にとっての「障壁」と化しています。

多くの国民は、このような現実の姿をリアルに理解できているでしょうか。近年は多国籍企業の力が肥大化し、これら大企業群は、本来国民の利益を守るべき政府機関を、企業利益を保護する手足にしてしまっています。さらに、それらの製品の広告に依存するマスコミに睨みをきかせて、真実の報道を遮断しています。

日消連の創設者だった竹内直一さんは、中央官庁に身を置いていた体験から、「役所任せ」がいかに危険かを知っていました。市民・消費者は、自前の運動を立ち上げ、大衆運動として盛り上げなくてはならないと提唱しました。私たちの障壁を崩していく道は、私たちの運動の裾野を広げ、勢力を結集してゆく以外ないと実感しています。

(池上明)