日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
企業や国家の利益よりも、人のいのちや健康を優先する世の中にしたいと活動しています。

【消費者リポート】1641号(2021年1月20日発行)

 

 

2021年1月20日発行の「消費者リポート」をお届けします。

今月の特集は
種子に遺伝子操作の表示を

国内で食用の遺伝子組み換え作物は今のところ商業栽培されていませ ん。しかし、ゲノム編集という新し い遺伝子操作技術が登場し、届出第 1号のゲノム編集トマトの苗が無償 配布されようとしています。政府は この間、主要農作物種子法廃止、種 苗法改悪という種子をめぐる法改正 を強行しました。これは、多国籍バ イオ企業による農業支配、ゲノム編 集や遺伝子組み換え作物の栽培開始 と無関係ではありません。私たちは、 これから種子に遺伝子操作の表示を 求める運動に取り組みます。このま までは、農家も遺伝子操作の種子か どうかわからず、加工食品も原料に 遡って確認することができないから です。

日消連・食の安全部会

━━━《内容》
1・表紙
2・たかが味噌のことですが 自給農家 佐藤藤三郎/ 表紙のことば
3・特集:種子に遺伝子操作の表示を >>
4・種苗法改定 目的は企業の知的財産権の強化
5.日本初ゲノム編集食品は「高GABAトマト」 サナテックシード社が開発、無償提供
6.日本有機農業研究会理事の久保田裕子さんに聞くなぜ種子に遺伝子操作表示が必要なのか
7・署名の取組 種子に遺伝子操作の表示を求めます日消連・食の安全部会
8.Hot News ゲノム編集食品に戸惑う食品メーカー 原 英二 (日消連・食の安全部会)
9.香害アンケートもとに5省庁に要望 杉浦陽子 (日消連 「香害」 担当、 本誌編集長)/ 連載 容量市場 〜原発・石炭火力への新たな補助金 第4回 約定総額1.6 兆円の衝撃
10・News Clip:世界の消費者ニュース 2020 年11 月25 日〜12 月28 日
11・そこが知りたいQ&A 「アミノバイタル」 とアミノ酸とは どう違うの? 【答える人】原 英二 (日消連・食の安全部会)
マーティンの鵜の目鷹の目  「チャンネル日消連」 へようこそ!
12.Roundabout 読者の交差点 学術会議への人事介入に反対します / 環境省の回答と態度は矛盾する / 新刊:冊子「かくれんぼ食品 Part Ⅱ」/ Information 参加しませんか? 各地のイベント情報 / 映像紹介
13・くらしにSpice! Book:潜在的に蔓延する優生社会の現実──『 ルポ 「命の選別」 ── 誰が弱者を切り捨てるのか?』(千葉紀和・上東麻子 著)/ Cinema:信頼が崩れる時──『 KCIA 南山の部長たち』(ウ・ミンホ監督)
14・連載「世界の脱プラ・使い捨て規制」 ①中国編 「プラごみ排出・世界最大」 は過去の話
15・事務局から&わせだより
16・連載 あの人に会いたい(13) 未来の世代への責任 弁護士 柳原敏夫さん

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