10月8、9日、岐阜県垂井町で開かれた「きれいな水といのちを守る第36回全国集会」に参加しました。この集会は「合成洗剤追放」の運動に関わっている方々が多いのですが、今回は若い方だけでなく年配者からも「石けんと合成洗剤の見分け方」を知りたいとの意見がありました。
最近は、「消費者リポート」でも洗濯用石けん・洗濯用合成洗剤等々の表示についての記事はあまりありませんでした。洗剤を買う時は表示を見るように繰り返し言っていく事の必要性を感じました。
食品については、よく食品添加物を気にしてパッケージの表示を見て買う人が多いのですが、洗剤については食品ほど気にする人が多くないと感じます。テレビCMの影響からか、イメージと商品名で買う方が多くなってきたように感じます。また内容表示より、宣伝文句の「環境に良い」等々の言葉につられて買ってしまう場合もあるようです。
石けんの成分表示は、基本的に「脂肪酸ナトリウム」と「脂肪酸カリウム」だけです。それ以外の表示があればほぼ合成洗剤と考えて良いでしょう。「複合石けん」は紛らわしいですが、合成洗剤の仲間です。「家庭用品品質表示法」は、不備な面もありますが、台所用、洗濯用製品は、品名に「石けん」「合成洗剤」の表示が義務付けられています。自宅の洗剤の表示を確認してみてください。
(佐々木ミヨ子)