日本消費者連盟
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【要請・質問状】ゲノム編集トマトを介護福祉施設や小学校に無償で提供する計画の即時撤回を求めます(2021年11月8日)

 

2021年11月8日
2021日消連第8号

パイオニアエコサイエンス株式会社
代表取締役会長 竹下達夫様

遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表 天笠啓祐
特定非営利活動法人日本消費者連盟
共同代表 大野 和興
共同代表 纐纈美千世
<公印省略>

 

ゲノム編集トマトを介護福祉施設や小学校に無償で提供する計画の即時撤回を求めます

 

私たちは、貴社が、サナテックシード社が開発したゲノム編集高ギャバトマトの苗を2022年から介護福祉施設に、2023年には小学校に無償で提供する計画を立てていることを知りました。

ゲノム編集技術を利用した高ギャバトマトは食べものとしての安全性も環境への影響も調べられているとは到底言えないものです。長い間食べ続けた場合の健康への影響や栽培した場合の他の作物への影響はまったくわかっていません。そのような問題のあるゲノム編集トマトの苗が介護福祉施設の人たちや小学校の子どもたちに無償で提供されることに私たちは強く抗議します。

介護福祉施設の人たちも小学校の子どもたちも自分が何を食べるか決める権利があります。無償提供という押し付けは子どもたちの選ぶ権利を奪うことです。このような計画はただちに撤回されることを要請するとともに、以下、質問いたします。2021年11月22日までに文書にてご回答ください。回答は当団体のホームページ等で公表します。

1、問題のあるゲノム編集トマトの苗を介護福祉施設に無償で提供する目的は何ですか。

2、また小学校にまでゲノム編集トマトの苗を無償で提供する目的は何ですか。