昨今の香りブームで巷には「良い香り」を売りにした洗剤や柔軟剤、制汗剤などがあふれています。日消連は「香りの空間演出」を始めた東急電鉄に対し、中止要請と質問状を送っているところですが、このたび公共施設でもディフューザー(芳香拡散器)の使用実態が明らかになり、香料自粛を求める会などと連名で神奈川県厚木市と埼玉県熊谷市に対し質問書を送りました。
以下、質問内容です。質問書はこちら(厚木市長宛て質問書、熊谷市長宛て質問書)。
1.香料の有害性・香料被害者の存在・香害問題をご存知でしたか?
2.香料の噴霧が原因で香料の苦手な、あるいは香料に弱い来庁者や職員が、用事を果たせなかったり仕事に支障を生じたり、健康被害をうけたりした場合は、どのように対処されるおつもりですか?
3.おもてなしや職場環境向上で心地良い空間を作るなら、有害性があり健康被害者の存在する香料ではなく、空気清浄機を活用して頂けませんか?
4.国民生活センターや各地の消費生活センターが香害被害やその対策を報じ、香料自粛ポスターを掲示する自治体もある中で、貴市役所では公共施設でありながら香料の噴霧を、今後続けられるおつもりですか?
5.噴霧される香料の種類と、それぞれの成分は何ですか? 全て詳しく教えて下さい。
6.ディフューザー(芳香拡散器)使用(噴霧する香料を含む)にかかる経費とその使用期間は、どのくらいですか?全て詳しく教えて下さい。
7.他自治体のように貴市でも、香料自粛ポスターを作成・掲示して頂けませんか?