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福島であんな悲惨な大事故を起こしたあと、しばらくは鳴りを潜めていた原子力推進の動きが、このところ急に目立つようになってきました。定期検査の時期に入って順次停止している原発の運転再開を強行しようとする動きもそのひとつ。既存の原発はどれも東日本大震災のような災害に耐えられないはずなのに、「ストレステスト」なるものを電力会社がやって、それを原子力保安院が承認し、国際原子力機関(IAEA)がそれにお墨付きを与えるという「儀式」で安全イメージを取り繕い、まるで原発震災などなかったかのように原発を動かし続ける(しかも60年間も!)。こんなことを絶対に許してはなりません。再稼働までの最後の関門として「地元の同意」というのがあります(これは欧米にはない日本固有の慣行)。福島原発事故で、これまでの10km圏をはるかに越える地域が原発の「地元」であることが証明されました。運転再開には立地自治体だけでなく、その周辺の自治体すべてが「当事者」として意見を表明すべきです。地元の自治体に運転再開を認めないという意志を表明させるよう働きかけましょう!(共同代表・真下)
もくじ
- 1・hot news 2万人で歩こう!!「全国一斉!さようなら原発1000万人アクション」にご参加を
- 2・news file TPPへの参加とBSE対策見直しは撤回すべき!
- 2・news file 高速増殖炉の危険性は突出している
- 3・news file 原発コスト8.9円のウソ<
- 4・focus 震災がれきの広域処理にストップを!
- 6・landscape マルチ商法をどう考える?山岡大臣の回答
- 6・series ベクレルニュース:現実を知ることから始めよう
- 7・column なぜ? 拡大、激化の道をたどる松枯れ被害 対策を根本的に見直すとき
- 8・hot news 遺伝子組み換えパパイヤ「レインボー」に要注意!