日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
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【運営委員ブログ】お正月とお米(2026年1月14日)

    

 昨年、初めて田んぼの稲刈りを経験し、その稲わらで、これまた初めてしめ飾りを作りました。教えてもらったような形には全然整わず、四苦八苦しながらなんとか出来上がりましたが、紙垂(しで)や橙(だいだいの代わりにみかん)などで飾ると、なかなかの出来ばえです。帰省した子ども家族と一緒に鏡餅も整えてお正月を迎えました。関西では雑煮は丸餅が定番ですが、初めて東京でお正月を迎えた息子はスーパーに四角いお餅しかないと驚いていました。

 おせち料理をこまごま作るのは大変ですが、私には年に1度の楽しみでもあります。しかし、手作り派はいつの間にか少数になり、コンビニでも購入できる時代になっています。毎年、心待ちにしている秋の新米や新酒、醤油、味噌、酢などの調味料も、全てお米からできている和食ですが、子ども世代が大人になる頃、この国の食文化がどうなっているのか、もはや想像できません。

 昨今の米騒動がつきつけた現実に、私たちはもっと関心を持たないと、長く継承されてきた水田というかけがえのない財産を、あっけなく失っていくかもしれない、と懸念した年の初めでした。
           
(松尾由美)