2022年2月号 311子ども甲状腺がん裁判 甲状腺がんの若者たち東電を集団提訴
福島原発事故当時、福島県に住み、事故後に甲状腺がんになった若者(事故当時 18 歳以下)の6人が、東京電力に賠償責任を求めて提訴しました。原発事故が原因で健康被害を受けた責任を住民が問う日本初の裁判です。福島県ではこの11 年、被ばくの事実や健康への不安を語ることが難しい状況が続いてきました。国や県が影響は考えにくいと断言し、因果関係の調査もしてこなかったからです。しかし福島県だけで約300人もの小児甲状腺がん患者が明らかになり、福島県外の患者も増えています。このまま事故による影響をなかったことにして良いのか。社会のあり方が問われています。
本誌編集長 杉浦陽子
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