2023年7月20日発行の「消費者リポート」をお届けします。
今月の特集は、「PFI導入で公園が『稼ぐ場』に変貌」です。
本誌編集長 杉浦陽子
公園はいったい誰のものなのかと考えさせられる事態が進んでいます。全国の都市公園で再整備が進み、その際に利便性の高い建物が建築される一方で、その敷地確保のために樹木が伐採されているのです。この矛盾には、2017年に改正された都市公園法で導入された「公園PFI」という仕組みがありました。住民の財産である憩いの場を、自治体が企業に差し出し、「稼ぐ公園」へと作り変えようというものです。この間進んできた図書館、文化施設など公共施設の民営化が公園にまで広げられ、公園の本分である緑が削られようとしています。
━━━《内容》
特集:PFI導入で公園が『稼ぐ場』に変貌
●都立葛西臨海公園 水族園改築で大量の樹木伐採か
●京都府立植物園に商業施設計画
●公園をお金儲けの場にするPFI
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