PFI導入で公園が「稼ぐ場」に変貌
公園はいったい誰のものなの かと考えさせられる事態が進んでいます。全国の都市公園で再整備が進み、その際に利便性の高い建物が建築される一方で、その敷地確保のために樹木が伐 採されているのです。この矛盾には、2017年に改正された都市公園法で導入された「公園PFI」という仕組みがありました。住民の財産である憩いの場を、自治体が企業に差し出し、「稼ぐ公園」へと作り変えようというものです。この間進んできた図書館、文化施設など公共施設の民営化が公園にまで広げ られ、公園の本分である緑が削られようとしています。
本誌編集長 杉浦陽子
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