●日本消費者連盟総会記念シンポジウム●
食べものはコモンだ
～多国籍企業からみんなの手に取り戻そう～
異常気象の常態化による供給不安に加え、ロシアによるウクライナ侵攻で穀物価格が高騰しています。私たちのくらしも食品の値上がりで厳しくなりつつあります。そのような中で、食料安全保障をめぐる議論も始まっていますが、そこではいかに安定的に輸入を続けるかが論点となっており、食料自給率を上げようという声は皆無です。海外に食料を頼り続ける限り、日本は自立した国とは言えません。しかも、世界で流通する食料のほとんどをタネの段階から多国籍企業が独占しています。
今こそ、そのような状況から抜け出すための実践が求められています。日本消費者連盟は、生きるために欠かせない食べものは空気や水などと同様、「共有財＝コモン」であると考え、食べものをみんなの手に取り戻す行動を提案します。「食べものはコモンだ」の声を日本だけでなく世界にも発信していきましょう。
【日時】2022年6月19日（日）13:30～16:30
【会場】連合会館 2階203会議室（東京都千代田区神田駿河台3-2-11）
アクセス：地下鉄「新御茶ノ水駅」B3出口すぐ、JR「御茶ノ水駅」聖橋口5分
会場地図→https://rengokaikan.jp/access/
★オンライン参加もできます★
参加申込みフォーム→https://forms.gle/GLiXBwHARmexi6dt9
◎参加費：日消連会員500円、一般1000円
◎定 員：会場50名、オンライン100名（いずれも要予約）
◎申込み：上記の参加申込みフォーム、または電話（03-5155-4765）、FAX（03-5155-4767）
◎締切り：６月15日（水）オンライン参加者には6月16日にZoomのURLと資料を送ります。
＜プログラム＞
●第１部
13:30～13:40 開会あいさつ
13:40～14:30 基調講演「食べものはコモンだ～食糧危機を克服するには」関根佳恵さん（愛知学院大学教授）
14:30～14:40 休憩
●第２部
14:40～14:55 問題提起「大豆畑トラスト運動で消費者とともに」齊藤超さん（千葉県の農家）
14:55～15:10 問題提起「シードバンク活動でタネを次世代につなぐ」鈴木一正さん（静岡県の農家）
15:10～15:25 問題提起「持続可能な消費者と生産者の関係を模索する生協活動」高橋千佳さん（生協あいコープみやぎ理事長）
15:25～16:20 パネルディスカッション「私たちの食料主権～みんなでつくって、みんなで食べよう」関根佳恵さん、齊藤超さん、鈴木一正さん、高橋千佳さん
16:20～16:30 今後の取り組みについての提案
【登壇者紹介】
関根佳恵（せきね・かえ）さん
1980年生まれ。2011年京都大学大学院修了。博士（経済学）。現在は 愛知学院大学教授。2019年より家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン（FFPJ）常務理事。著書に「13歳からの食と農―家族農業が世界を変える」（かもがわ出版）、「よくわかる 国連「家族農業の10年」と「小農の権利宣言」」（農文協）など。
齊藤超（さいとう・こゆる）さん
1986年生まれ。10代に音楽活動を始め、飲食業界でアルバイトをしながら生活していたが、仕組み化された飲食業界では1年中、同じ食品が提供されることに疑問をいだき、2010年に都会から千葉県匝瑳市にＵターンし就農。地域唯一の若手農家として、有機農業を基軸に里山農業に奮闘している。
鈴木一正（すずき・かずまさ）さん
静岡県生まれ。タネから自給可能な地域づくりをめざし、2017年に富士山麓有機農家シードバンクを設立。地域性と多様性を重視し、地元の有機農家、地域のコミュニティと連携して、固定種・在来種のタネをつなぐ活動を行っている。
高橋千佳（たかはし・ちか）さん
育児サロン仲間のママ友達とあいコープに出会い、組合員活動への参加をきっかけに2008年に理事になる。未曾有の東日本大震災をうけ東北の復興を地場産地と共に目指す。2016年から理事長を務め、消費者が選ぶ食卓から社会を変えるための活動を展開している。
［お支払いについて］
オンライン参加の方は事前に参加費をお振り込みください。会場参加の方は当日で結構です。
・ゆうちょ銀行から振り込む場合
郵便振替口座：００１３０－０－２２９５７／加入者名：日本消費者連盟
・他行から振り込む場合
銀行名：ゆうちょ銀行／支店名：〇一九（ゼロイチキュウ）支店／預金種類：当座
口座番号：００２２９５７／口座名：日本消費者連盟
★振込用紙には、お名前のほか、通信欄に「6月19日参加費」と、日消連会員または非会員をお書きください。お振り込み後のキャンセルはご遠慮願います。参加申し込み者限定で後日録画を配信します。
主催：日本消費者連盟
【問合せ】
電話：03-5155-4765
FAX：03-5155-4767
Eメール：office.j@nishoren.org