第1回「食の安全が脅かされる」
この秋のAPECで、野田政権はTPP協議に日本が参加することを表明しました。マスコミの間では、自由化に反対する農業団体と自由化に賛成する経済団体 の争いというように問題を矮小化して報道しました。そのため、一般の消費者にはTPPとは何か、どんな影響が私たちの生活にもたらされるのか、よくわから ないという人が多かったようです。そこで、TPPの真実を知ろうと、消費者から見たTPP問題の連続講座を開催いたします。
第1回のテーマは「食の安全が 脅かされる」です。TPPの主導権を取り、日本の市場を支配しようとするアメリカは既に、BSEの基準緩和、新たな食品添加物の認可要求、コメの検査の簡素化など食品の安全に関する7項目の対日要求をしてきています。
学習会では、大野和興さんが、さらなるグローバル化によって、国境を越えて貧困の連鎖が広がることを訴えます。天笠啓祐さんは、アメリカがより一層日本に売り込もうとしている遺伝子組み換え食品の危険性を話します。TPPを私たち市民の問題として捉え、グローバル化から食の安全を守るために消費者に何ができるか考えましょう。
日時:2012年1月25日(水) 13:30~16:30
会場:飯田橋セントラルプラザ
教室Ⅰ・Ⅱ(17階)※最寄駅:JR・地下鉄「飯田橋」駅
資料代:500円
●基調講演/大野和興さん(農業ジャーナリスト) 「TPPは何をもたらすか!?――食・医・雇用、くらしの足元を掘り崩し、国境を超えて貧困の連鎖が広がる」
●講演/天笠啓祐(遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン) 「TPPと遺伝子組み換え食品」
主催:日本消費者連盟、食の安全・監視市民委員会、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
【お問い合わせ先】遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン TEL:03-5155-4756