日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
企業や国家の利益よりも人のいのちや健康を優先する世の中に変えたいと活動しています。

【運営委員ブログ】コロナ禍の中で思うこと(2020年7月23日)

 

“アベノマスク”、“首相の自宅でのくつろぎ動画”で、新型コロナウイルスに対して、危機管理能力のなさと国民感覚との大きなズレを露呈し、国民一律10万円給付の遅れ、持続化給付金事業での特定企業への不透明な発注、さらにGo Toトラベルキャンペーンでの開始日変更・東京除外・キャンセル料の負担についての迷走等、目を覆うばかりのコロナ禍の中の安倍政権の現状です。

 

また、今はコロナ禍に隠れてはいますが、首相が「丁寧に説明します」と何度も口では言いながら、何らの説明責任を果たしてこなかった“モリ・カケ”問題、 首相自らの公職選挙法違反の指摘もある“桜を見る会”問題、首相に“忖度”したとされる官僚による、担当者を自死にまで追い込んだ公文書改ざん事件等、決してウヤムヤにしてはいけない大問題であり、私たち国民ももっと声を上げていかなければなりません。

 

翻って、福島原発事故発生時の原子力緊急事態宣言は、9年以上過ぎた今なお解除されていません。原発事故を忘れずに、被災者の皆さんに寄り添った活動を続けようと思います。

 

(本田悦子)