2021年6月20日発行の「消費者リポート」をお届けします。
今月の特集は ゲノム編集食品の真実を知って厳しい規制と表示を求めよう
ついにゲノム編集トマトの栽培が始まってしまいました。開発企業が今年5月に応募者5000人に家庭菜園用として無料配布したのです。このトマトは、食べものとしての安全性審査も環境影響評価も行われていません。2018年にゲノム編集大豆の栽培を開始した米国に続き、世界2番目のゲ ノム編集食品の生産国になってしまった日本。今年に入って厚生労働省がゲノム編集魚の取り扱いについて頻繁に検討会を開催していることも気がかりです。このままでは、何の規制もないゲノム編集食品が、表示もないまま次々に私たちの食卓に登場してしまいます。厳しい規制と表示が必要です。
日消連・食の安全部会
━━━《内容》
1・表紙
2・生命の不思議に魅せられて 小説家 仙川 環
3・特集:ゲノム編集食品の真実を知って 厳しい規制と表示を求めよう >>
4・対談 河田昌東 × 天笠啓祐 明らかになってきたゲノム編集の危険性 天笠「生態系への影響は桁違い」 河田「突然変異とはまったく違う」
6.多くの国でゲノム作物に規制がない多国籍企業が狙う主食の小麦と稲(天笠啓祐) / 緊急インタビュー:「地球の友・欧州」 のムッテ・シンフさんに聞く 規制緩和を狙う欧州委員会にノー!
7・日消連がゲノム編集トマトや魚について質問状 環境や健康への安全性を問う(原 英二)
8.Hot News ベビーフードからグリホサート検出 杉山敦子 (デトックス・プロジェクト・ジャパン事務局) / 狙われるインドネシアへの武器輸出 杉原浩司 (武器取引反対ネットワーク 〈NAJAT〉 代表)
9.重要土地法案は市民活動を狙い撃ち 谷山博史 ( 国際協力NGO日本国際ボランティアセンター 〈JVC〉 顧問/
表現の自由と開かれた情報のためのNGO連合 〈NCFOJ〉)/ 連載 菅政権のカーボンニュートラル~森林バイオマスの視点から 第4 回 気候にも森林にも悪いパーム油発電 飯沼佐代子( 地球・人間環境フォーラム)
10・News Clip:世界の消費者ニュース 4 月27 日〜5 月27 日 南アフリカ、移動バスでゴミを出さずに新鮮野菜を販売、他
11・そこが知りたいQ&A 再生紙のトイレットペーパーに蛍光剤? 【答える人】栗岡理子 (日消連環境部会) / 【マーティンの鵜の目鷹の目】 無駄な「ぜいたく」 は終わりにしよう
12.Roundabout 読者の交差点 5Gやスマートメーターに規制を(札幌市 H・T) / 新型コロナワクチン打つ? 打たない? Information:◎日消連・食の安全カフェ講座 第2 回 「自由貿易協定が食の安全を脅かす」(オンラインのみ)7 月 15 日(木)10:00 〜正午 / ◎日消連の連続講座「福島原発事故10 年~いま、原発とエネルギーを考える」(会場・オンライ
ン同時開催)第3 回 「電磁波の危険性―家電から送電線まで」7 月 24 日(土)13:30 〜15:30 他
13・くらしにSpice! Book:解決策が食い足りない、 切り捨て構造に切りこめ──『 地域衰退』 (宮崎雅人 著)/ Cinema:あなたの健康が企業に乗っ取られる?──『 食の安全を守る人々』 (原村政樹 監督・撮影・編集)
14・連載「世界の脱プラ・使い捨て規制」(5)ドイツ編 今年7月より使い捨てプラスチック、来年1月からレジ袋が禁止に 田口理穂 (在独ジャーナリスト、ドイツ法廷通訳)たぐち・りほ 日本で新聞記者を経て1996 年よりドイツ在住。環境や教育、社会事情など幅広く執筆
15・事務局から&わせだより / リユース容器の取り組みに質問状 他
16・連載 3.11 原発事故の被災地を伝える(3) 飛田晋秀(飛田晋秀) JR常磐線一部開通