日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
企業や国家の利益よりも人のいのちや健康を優先する世の中に変えたいと活動しています。

【消費者リポート】2023年1月20日発行の「消費者リポート」1665号


2023年1月20日発行の「消費者リポート」をお届けします。
今月の特集は 戦争する国づくりで私たちの暮らしは
前号(№1664)の介護保険改悪案は結論が先延ばしになったものの、医療、年金など社会保障予算は今後ますます削減される可能性が強まっています。それは、昨年末に閣議決定された「安保3文書」にあるように、戦争する国づくりが具体的に示されるようになったからです。明らかに憲法に違反する敵基地攻撃能力(政府の言う「反撃能力」)が盛り込まれ、専守防衛の大転換が行われようとしています。恐ろしいのは、防衛省だけでなく他のすべての省庁の予算も国家総動員体制に向かっていくことです。「戦前」体制が作られつつある今、私たちの暮らしはどうなっていくのか、どうしたら良いか考えました。
本誌編集長 杉浦陽子
━━━《内容》
1・表紙
2・私の人生を決めた山下さんの1冊 百姓 天明伸浩
3・特集:戦争する国づくりで私たちの暮らしは >>
4-7・対談 中国との対立につながる経済安保法 食料供給もストップする可能性が 弁護士・海渡雄一 × 日消連共同代表・亀山亜土 / 戦争を起こさせない市民同士のつながりを / 『戦争する国のつくり方—「 戦前」 をくり返さないために』海渡雄一・編著 東京共同法律事務所・企画 / 日消連と主婦連が共同声明 「 敵基地攻撃能力の保有に反対する」消費者団体や生協に賛同呼びかける / 【日消連 緊急声明】/ ●選挙通さず閣議決定に断固反対 / ●独裁政治で徴兵となりかねない / ●流れに任せるか違う道提示するか
国家安全保障戦略等の閣議決定に抗議し、政府に撤回を求めます
8-9・HotNews:遺伝子組み換え表示で是正を求める 原 英二(日消連・食の安全部会)/COP15、 バイテク推進派に押される 廣内かおり(日消連・国際委員会)/建築廃材と廃プラでバイオマス発電 放射性物質とダイオキシンを懸念 木村清四郎(伊達市梁川地域のくらしと命を守る会)/【連載】暮らしの中の農薬 安田節子(食政策センター・ビジョン21 代表)1 防虫畳有機リン系農薬を高濃度で含有
10・世界の消費者ニュース NewsClip 11 月29 日〜12 月24 日 〇プラスチック廃棄物、 タイは輸入禁止、 EU は輸出禁止 / ケニア、裁判所がGM作物輸入にブレーキ 他
11・そこが知りたいQ&A フッ素系溶剤のクリーニングは安全? 【答える人】原 英二 (日消連・食の安全部会)/フランス 田舎だより 体や髪の毛だけでなく、 皿洗いにも固形石鹸廊 前田レジーヌ
12.日消連・運営委員の活動紹介 6 月の総会で新たに選出された今期運営委員の活動を紹介します。 つながる・つなげる消費者運動を
運営委員(事務局長) 纐纈美千世 / 消費者自身が暮らし方を変える 運営委員 松本典丈 Information 参加しませんか? 各地のイベント情報 連続オンライン学習会 ◎日消連・オンライン連続学習会 香害の本当の解決のために「暮らしから有害化学物質を減らそう」 第2 回 2 月14 日 (火) 19: 00 ~21 : 00 「香害と子孫にも影響する環境ホルモン問題」。水野玲子(ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議)。500500 円(日消連会員は無料)。定員 100 人。申込は日消連HP から。 他/DVD紹介 アジア太平洋資料センター(PARC)制作(2022 年10 月)『 希望の給食―食と農がつむぐ自治と民主主義』
13・くらしにSpice! Book:日本の危うい食卓―その深刻な現状を分析──『 私たちは何を食べているのかーまともな食べ物がちゃんと手に入らない日本』 (安田節子著)/Cinema: 光に魅せられた少年──『エンドロールのつづき』 (パン・ナリン監督)
14・連載「地域に広がる有機給食」(5)東京都武蔵野市 市独自のバイブル「献立と調理の指針」 への50年 北原浩平 (一般財団法人武蔵野市給食・食育振興財団理事長) 元武蔵野市職員。まちづくり、緑化、交通政策、子ども家庭・市民活動支援などを担当。
15・事務局から&わせだより 「たべきめキャンペーン2022」にご参加ありがとうございました
16・Gallery 連載・光と影の沖縄 (5)谷山 博史(日本国際ボランティアセンター(JVC) 顧問)「光」を映し出す沖縄の「影」