日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
企業や国家の利益よりも人のいのちや健康を優先する世の中に変えたいと活動しています。

【運営委員ブログ】消費者団体の共同声明、一人ひとりの思いを聞きたい(2023年4月27日)

 

 

「敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有と防衛費増大に反対する消費者団体の共同声明」への賛同が90団体になりました(4月18日現在)。https://nishoren.net/topic/17845

 

当初、主婦連と日消連が呼びかけた時は、ここまで賛同が広がるとは思っていませんでした。改めて賛同団体の名簿を見てみると、実に多彩な名前が並んでいます。それぞれにどのような論議があったのでしょうか。代表者だけでなく、参加する1人ひとりの思いや意見を聞いてみたいと思います。団体の理念、活動の思い、家族や先祖の記憶、日々の暮らし、ウクライナ戦争、日本国憲法、日本やアジア、中国や北朝鮮のこと、日本の過去の侵略の歴史を考えた人もいたことでしょう。

 

閣議決定だけで「安保3文書」を改定できるというのもおかしいと思いますが、国会での論議も低調だったように思います。防衛費増額の予算も早々と成立しましたし、この先、増税の話も出てくることでしょう。いったい、この国はどうなっていくのか。

 

明治の「富国強兵」や大正デモクラシーから昭和の戦争に至る歴史の本を読むと、毎日が過ぎゆき、季節が変わりゆく中で、5年スパン、10年スパンで大きく社会が変わっていったことを知らされます。

 

統一地方選が終わり、新たな芽も出てきたようです。女性議員が増えたところもありました。かすかであれ、足元から希望を見つけていきたいものです。

 

 

(松本典丈)