分解されにくく環境中に残り続けることから「永遠の化学物質」と呼ばれるPFAS(ピーファス)。水や油をはじくなどの便利な性質により幅広く使用されているPFASは、さまざまな有害性が指摘され、いまや環境や人体の汚染が深刻な問題となっています。
日本消費者連盟は2025年6月、独立メディア「Tansa」記者の中川七海さんをゲストに迎え、シンポジウム「隠ぺいされ広がるPFAS汚染」を開催しました。本ブックレットは、シンポジウムの内容をもとに、PFASの基本から汚染の現状、環境・健康への影響まで解説。最新の研究を踏まえ、人工芝や農薬に潜むPFASなど、メディアが報じない脅威についても伝えます。
<目次>
第1章 PFAS問題とは何か(Q&A形式)
第2章 隠ぺいされ広がるPFAS汚染 「PFOA汚染の実態を暴く」中川七海(独立メディア「Tansa」記者)
第3章 PFASをめぐる諸問題 「フッ素樹脂は安全か」「人工芝が健康と環境に与える脅威」栗岡理子(環境ジャーナリスト)/「増え続ける有機フッ素系農薬」「半導体工場がもたらすPFAS汚染」天笠啓祐(科学ジャーナリスト)/コラム「環境汚染を止める覚悟はあるか」神聡子(小樽・子どもの環境を考える親の会代表)
第4章 PFAS問題にどう向き合うか 「日本のPFAS規制政策の遅れと課題」寺田良一(高木仁三郎市民科学基金理事)
特別鼎談「隠ぺいされ広がる環境汚染にどう向き合うか」(中川七海×栗岡理子×天笠啓祐)
編者:日本消費者連盟
発行:日本消費者連盟
2025年10月発行/A5判・72ページ
定価660円(会員※600円)送料別
※日本消費者連盟の会員
★ご注文はこちらから→https://nishoren.net/publish
<お問合せ先>
日本消費者連盟
電話:03-5155-4765(月・水・金)
FAX:03-5155-4767
eメール:office.j(@)nishoren.org (@)を@に変えてお送りください。