日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
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【質問状】ゲノム編集トウモロコシに関する公開質問状・コーンスターチメーカー宛(2023年3月31日)

2022日消連第20号
2023年3月31日

コーンスターチメーカー各位(※社名は一番下に掲載)

特定非営利活動法人日本消費者連盟
共同代表 亀山 亜土
共同代表 佐々木 ミヨ子
共同代表 マーティン・フリッド
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表 天笠 啓祐

ゲノム編集トウモロコシに関する公開質問状

私たちは食の安全・安心のために活動する消費者団体です。コルテバ・アグリサイエンス社が開発したゲノム編集トウモロコシの「ワキシーコーン」が、3月20日に厚生労働省によって届け出が受理されました。そのため、日本でもこのゲノム編集コーンが流通する可能性が強まりました。ゲノム編集技術は、当初考えられていたよりも粗っぽい技術であることが明らかになっています。特に問題なのが、オフターゲットや染色体破砕といった遺伝子に大きな影響をもたらす現象です。それが食の安全を脅かす可能性があります。
そこで、貴社が製造しているコーンスターチについて、以下、質問いたします。ご回答は書面またはメールで4月17日までにお願いいたします。ご回答につきましては回答の有無を含め、団体のホームページ等で公開します。

1、 貴社では、コーンスターチを製造する際の原料にワキシーコーンを使っていますか。使っているとしたら、それは食品用ですか、工業製品用ですか。

2、 食品用の使用がある場合、どのような食品ですか。使っていない場合、今後、食品に使う予定はありますか。使う予定がある場合、それはどのような食品ですか。

3、 ゲノム編集コーンを使う計画または可能性はありますか。使う計画または可能性がある場合、食品用を含みますか。またその場合、ゲノム編集コーンを使う理由は何ですか。

4、 ゲノム編集ワキシーコーンを使用する計画がない場合、ゲノム編集ワキシーコーンの流通後に混入を避ける分別流通をしますか。

5、 ゲノム編集ワキシーコーンを用いるか混入の恐れのある場合、その旨を表示しますか。もし表示する場合、どのように表示しますか。もし表示しない場合、それはなぜですか。

以上

※質問状送付先(11社、順不同)
王子コーンスターチ株式会社
加藤化学株式会社
向後スターチ株式会社
サンエイ糖化株式会社
三和澱粉工業株式会社
敷島スターチ株式会社
昭和産業株式会社
日本コーンスターチ株式会社
日本食品化工株式会社
株式会社サナス
株式会社J-オイルミルズ