日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
企業や国家の利益よりも、人のいのちや健康を優先する世の中にしたいと活動しています。

【質問状】水産物の種苗開発に関する連携協定についての質問状(南伊勢町宛て)(2025年5月29日)

 

2025日消連第5号
2025年5月29日

南伊勢町町長 上村久仁様

特定非営利活動法人日本消費者連盟
共同代表 亀山亜土
共同代表 佐々木ミヨ子
共同代表 原英二
共同代表 マーティン・フリッド
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
共同代表 天笠啓祐
共同代表 原英二

水産物の種苗開発に関する連携協定についての質問状

私たちは食の安全を求め、食品の遺伝子操作に反対し運動している消費者・市民団体です。

2024年9月5日付伊勢新聞に、貴町がリージョナルフィッシュ社と「水産物の種苗開発に関する連携協定」を提携したとの記事が掲載されました。つきましては、その件について以下、質問いたします。ご回答は書面またはメールで6月16日までにお願いいたします。ご回答につきましては回答の有無を含め、団体のホームページ等で公開します。ゲノム編集食品の問題点をまとめたリーフレットを同封しました。ご高覧いただけますと幸いです。

1、水産物の種苗開発に関する連携協定の具体的な内容についてご提示ください。

2、この協定を締結するにあたって、町議会等でどのような議論が行われましたか。また、漁協や漁業関係者との意見交換などは行いましたか。

3、報道では、この協定によってアワビや二枚貝の品種改良に取り組むとありますが、具体的にどのような技術を用いて品種改良を行いますか。品種改良を行う際に、ゲノム編集技術を用いる可能性はありますか。

4、私たちは、ゲノム編集の過程で起こる想定外の変化による有害物質等の生成を懸念しております。貴町がゲノム編集技術の問題点を知らされないままに提携事業を進めているのではないかと不安に思っております。ゲノム編集技術に関する懸念について議論されましたか。