日本消費者連盟 | すこやかないのちを未来へ

「やっぱり築地市場がいい!! 豊洲移転を中止させよう!緊急集会」報告

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緊急集会でのトークの様子

 

 日消連、食の安全・監視市民委員会 開催

やっぱり築地市場がいい!!
豊洲移転を中止させよう! 緊急集会

 日消連、食の安全・監視市民委員会は、11月10日、緊急集会「やっぱり築地市場がいい!!豊洲移転を中止させよう!」を開催しました。2006年から移転反対運動を続ける団体として、小池百合子都知事に、今こそ中止の決断をしてほしいと、消費者の声を集めました。集会では、決議文「大切な食べものを扱う市場を汚染地につくることは断じて認められません。豊洲への市場移転を一刻も早く中止することを求めます」を発表しました。

 

決議

「食の安全・安心のため豊洲新市場への移転中止を求めます」

世界最大規模の取引高を誇る築地市場は「日本の台所」として私たちの食生活を支えています。その築地市場の豊洲移転は、決して都民だけの問題ではありません。

2016年11月7日に予定されていた豊洲新市場の開場はひとまず延期されました。東京都は移転に向けての必要な手続きを示した「行程表」を発表し、専門家会議による安全性の検証や環境アセスメントの結果を待って移転の可否を判断するとしています。しかし、検証や環境アセスの結果を待つまでもなく、豊洲新市場が移転地として相応しくないのは明らかです。土壌汚染対策のための盛り土はなされていませんでしたし、最近の都の調査でも豊洲市場の地下水から環境基準を超すベンゼンやヒ素が検出されています。そもそも豊洲市場予定地は東京ガス工場の跡地で、ベンゼンやシアン化合物、ヒ素、水銀、六価クロムなどの有害物質が高濃度で残留していました。地下水も汚染されていることを考えれば、汚染土の除去などで「安全」と言うことはできないはずです。生鮮食品を扱う場所としてこれほど不適切な土地はありません。

食べものは人の身体をつくり、それは次世代以降にも影響します。食べものには「予防原則」(科学的に因果関係が十分証明されない状況でも規制措置を可能とする考え方)を適用すべきです。大切な食べものを扱う市場を汚染地につくることは断じて認められません。豊洲への市場移転を一刻も早く中止することを求めます。

以上、決議します。              2016年11月10日

「やっぱり築地市場がいい!! 豊洲移転を中止させよう! 緊急集会」参加者一同

 

●講演「豊洲の土壌汚染、その実態は?」
水谷和子さん(一級建築士、築地市場移転問題裁判原告)

豊洲の新市場の問題は、取りざたされている盛り土問題だけではありません。深刻な汚染物質が流れ出ている可能性の高い地下水の管理システムが機能していないのでは、という危惧があります。こうした実態を東京都は、いまだに明らかにしていません。

●講演「市場移転の隠された狙い~臨海開発等との関わりで~」
市川隆夫さん(臨海部開発問題を考える都民連絡会)

汚染地とわかっていて市場を移転するということは、東京都が臨海部開発を進めるために築地市場を利用した、ということです。東京ガスに汚染浄化の費用もろくに払わせずに、汚染がない相場で土地を購入した。この最大の責任者は石原慎太郎元都知事にあります。

 

当日の様子は、以下のサイトの録画で見られます。ご覧ください。

NPJ
http://www.news-pj.net/

IWJ
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/345196