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【回答】名鉄バス「夜間高速バスでのアロマ香料使用について質問書」の回答

名鉄バス宛てに2017年2月14日に出した「夜間高速バスでのアロマ香料使用についての質問書」への回答がありました。文書または電子メールでの回答をお願いしていたにもかかわらず、同社からの回答は電話のみでした。

以下、今回の質問書提出を呼びかけ、名鉄バスからの電話を受けた「化学物質過敏症あいちReの会」による回答まとめです。

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「夜間高速バスでのアロマ香料使用についての公開質問書」に対する名鉄バスの回答

 

2017年2月28日に株式会社名鉄バスの担当者より「化学物質過敏症 あいちReの会」に電話で回答がありました。

注:文書回答(メール・郵送)を希望したのになぜ電話回答なのか尋ねたところ、「今までもご意見ご質問に関する回答はすべて電話だったので今回も同様とした」とのことでした。

 

(質問1)車内での体調不良時の対応について
提供された香りによりアナフィラキシーや体調悪化をきたした場合の対応について、どのような準備をされていますか。

《回答1》 どのような体調不良にかかわらず、体調を崩されたお客様がいらっしゃる場合は、最寄りのサービスエリアで停車して救急車を手配するなど、対応するよう乗務員に指導しております。

 

(質問2)室内環境汚染について
バス内の空気汚染の対策を教えてください。

《回答2》 車内にはプラズマクラスターイオン発生器を設置しており、また空調は抗菌消臭仕様としております。

 

(質問3)運転手への影響について
運転手に香料不耐が無いことを確認されていますか。

《回答3》 一切申告はありません。

 

(質問4)香りが作業効率に及ぼす影響やリラックス効果は、香料で健康被害を起こしにくい人における効果であり、全ての人にあてはまるものではないことを理解していらっしゃいますか。

《回答4》 はい。

 

(質問5)香料の影響で乗車が困難になる人への配慮について
【a】公共交通機関における一方的な香りの提供は、特定の疾患や体質を持つ人が乗車することを不能とします。特に貴社の深夜高速バスは同一条件で代替手段がありません。こういう状況での、このようなサービスは特定の人たちの排除につながりませんか。

《回答a  交通機関としては夜間高速バス以外にも新幹線・飛行機があり、代替手段がないとは考えておりませんが、ご意見として承ります。

【b】将来的に座席毎に香りを提供するとのことですが、隣同士の乗客の香りの影響を考慮されていますか。

《回答b  座席毎の香り発生は今後の目標として挙げた例であります。開発していくこととなった際のご意見として承ります。

【c】もし、このアロマサービスを継続する場合ですが、どのような香りを使用するか予約サイトや名鉄バスホームページで利用者が確認できるようにしていただけるでしょうか。また予約時にアロマで体調悪化の可能性があることをお伝えすれば、当日その車両のアロマ使用をやめていただく等の対応をしていただけますでしょうか。そして、その予約者のシートなどは消臭剤等を使わないで拭き掃除するなどの対応を取っていただけますでしょうか。

《回答c》 継続することとなった際のご意見として承ります。(注:現在は実証実施中)

 

(質問6)香料のメーカーや製品について
乗客向けと運転手向けの、噴霧された香料の種類・成分組成とメーカー名、また今後、噴霧予定の香料の種類・成分組成とメーカー名それぞれを全て詳しく教えてください。

《回答6》 現在使用しているのはアットアロマ社製『D09コンフォートリラックス』、原料は、ローズアブソリュート、ラベンダー、スパイクラベンダー、ゼラニウム、ロサリナ。実証実施中は香りの変更はありません。

 

(質問7)改善方法の提案
心地良い空間を作るためであるならば、有害性があり健康被害者の存在する香料ではなく、香料噴霧機能のない空気清浄機を活用する、あるいは車内の丁寧な清掃での対応が望ましいとは考えられないでしょうか。

《回答7》 空気清浄機及び車内清掃についてはすでに取り組んでおります。

 

(質問8)電磁波過敏症について
貴社は車内Wi-Fi を実施しておられるようですが、電磁波過敏症の8割はシックハウス症候群または化学物質過敏症を併発しているというデータがあり(資料L)、Wi-Fi やスマートフォン、携帯電話などの無線通信機器の電磁波によって、頭痛や動悸・頻脈、めまい、吐き気・嘔吐などの体調不良を起こす可能性があります。日本弁護士連合会が政府に提出した「電磁波問題に関する意見書」でも、人権保障の観点から交通機関内の電磁波対策を行うことなどを提言しています(資料M)。乗車する過敏症発症者から要請があった場合、Wi-Fi をオフにするほか、車内での携帯電話、スマートフォンなどを機内モードへ変更するよう乗客に呼びかけ、体調不良を起こさないよう対策を取っていただけませんか。

《回答8》 国の安全基準に準拠しておりますが、ご意見として承ります。

以上

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