市販の小麦粉から除草剤グリホサートの成分が検出されたことを受け、日本消費者連盟は検査を行った遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンと、当該の小麦粉の販売会社にグリホサートが残留した小麦を使わないよう求める要請書を出しました。
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2018日消連第9号~11号
2019年1月17日
日清フーズ株式会社 取締役社長 小池祐司様
日清製粉株式会社 取締役社長 山田貴夫様
昭和産業株式会社 代表取締役社長 新妻一彦様
特定非営利活動法人 日本消費者連盟
共同代表 天笠啓祐
共同代表 大野和興
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
代表 天笠啓祐
要請書「グリホサート残留小麦を使わないでください」
私たち日本消費者連盟と遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンは食べものの安全・安心を求めて活動している消費者団体、市民団体です。
このたび遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンの調査で、貴社を含む製粉会社が販売する小麦粉から除草剤グリホサートの成分が検出されました(別紙参照)。ご存じのようにグリホサートは世界保健機関の専門組織である国際がん研究機関によって「ヒトに対しておそらく発がん性がある」とされたほか、内分泌かく乱物質であると指摘する専門家もいます。今回の調査で小麦粉から検出されたグリホサートの値自体はいずれも日本政府が定めた残留基準値を下回っていますが、海外の動物実験では微量摂取でも問題が起こっていることが明らかになっています。私たち消費者はこのようなグリホサートが残留した小麦粉は買いたくありませんし、食べたくありません。
貴社には予防原則に立っていただき、グリホサートが残留する小麦を使わないようお願いいたします。