2021年12月20日発行の「消費者リポート」をお届けします。
今月の特集は ゲノム編集魚が登場 「食べたくない」 の声を広げよう
「 22 世紀鯛」「 22 世紀ふぐ」 ――。 一体何のことだと思いますか。京都大学発のベンチャー企業、リージョナルフィッシュが開発したゲ ノム編集マダイとゲノム編集トラフグです。肉厚であることなどを売りにしています。今年9月と10 月に相次いで厚生労働省が届出を受理し、日本での販売が可能になりました。すでに流通しているゲノム編集食品には、米国での高オレイン酸大豆、日本の高GABAトマトがありますが、ゲノム編集動物は世界初です。食品の安全性審査や環境影響評価も義務化されていないゲノム編集食品を受け入れることは到底できません。
日消連・食の安全部会
━━━《内容》
1・表紙
2・つなぎたかった炭炬燵(ごたつ)の暮らし ジャーナリスト 青木美希
3・特集:ゲノム編集魚が登場 「食べたくない」 の声を広げよう >>
4-5・ゲノム編集魚を批判する独・テストバイオテック事務局長に聞く 骨格障害や病気を持っている可能性食品として流通することに疑問
6. 分子生物学者の河田昌東さんに聞く 魚にとって異常な状態を作り出す
7・特集 ゲノム編集魚が登場 「食べたくない」 の声を広げよう 回転ずしチェーン店に質問 ゲノム編集魚がすしネタに?
8-9.Hot News 世界で日本でゲノム編集小麦の開発 天笠啓祐 (日消連顧問、科学ジャーナリスト)/ 都市公園法改正で公園の木が伐られる 園田真見子 (循環型社会づくり研究家)/ 食品の放射能基準値の緩和にNO!
中村奈保子 (みんなのデータサイト事務局) / 連載 みんなで測ろう、 調べよう ~市民測定のいま 5 東京都地域消費者団体連絡会(都地消連) 共同代表 奥田明子
10・News Clip:世界の消費者ニュース 11 月1 日〜 11 月22 日 先進国のファストファッションが途上国を埋め尽くす、他
11・そこが知りたいQ&A 月号の特集記事について 洗濯には石けんを薦めるべきでは? 【答える人】原 英二 (日消連運営委員、10月号特集担当)/ 【マーティンの鵜の目鷹の目】 日本国憲法第21 条が保証する「言論の自由」
12.Roundabout 読者の交差点 ●学校給食で有機米を提供 他 / information ◎連続オンライン学習会 今だから知ってほしい 遺伝子組み換え・ゲノム編集食品の真実 第2 回・1月21 日(金)
13・くらしにSpice! Book:「理」 と 「利」 で地域と向き合う百姓 ──『 七転八倒百姓記―地域を創るタスキ渡し』 (菅野芳秀 著)/Cinema:時が止まってしまったかのような島 ──『 クナシリ』 ( ウラジーミル・コズロフ 監督・脚本)
14・連載「世界で広がる有機給食」(3) 米国カリフォルニア州 編 ファーストフード給食から有機給食へ 村本 穣司
15・事務局から&わせだより
16・連載 3.11 原発事故避難から10 年、 暮らしの中で感じた思いを伝える詩(4) 星ひかり 夕暮れのアパートから