日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
企業や国家の利益よりも、人のいのちや健康を優先する世の中にしたいと活動しています。

【質問状】ふるさと納税返礼品のゲノム編集トラフグ「22世紀ふぐ」に関する質問状(2022年1月31日)

 

2021日消連第10号
2022年1月31日

宮津市長
城﨑雅文様

特定非営利活動法人 日本消費者連盟
共同代表 大野 和興
共同代表 纐纈美千世

 

ふるさと納税返礼品のゲノム編集トラフグ「22世紀ふぐ」に関する質問状

 私たちは1969年創立の消費者団体です。創立以来、すこやかないのちを未来につなぐことをモットーに活動しています。

 このたび、貴市が「22世紀ふぐ」をふるさと納税の返礼品として提供していることを知り、ゲノム編集食品に不安を持つ消費者として、以下質問いたします。2022年2月14日までに文書にて回答いただきますようお願いいたします。回答は当団体のホームページ等で公表します。

 当団体制作のゲノム編集食品の問題点を解説したチラシと機関誌「消費者リポート」、市民団体「OKシードプロジェクト」制作のガイドブック「ゲノム編集―神話と現実」を同封しました。

1、ゲノム編集トラフグである「22世紀ふぐ」をふるさと納税返礼品に選んだ経緯と理由をお聞かせください。

2、ふるさと納税返礼品を紹介した宮津市のホームページには、「「22世紀ふぐ」は、自然界でも起こり得る進化を先取りする技術、ゲノム編集技術を利用した品種改良法「ナノジーン育種」を使って作られています」と書かれていますが、ゲノム編集技術で作出された生物は安全性審査も環境影響評価もされていないことをご存じですか。

3、ゲノム編集技術について、想定外の遺伝子が破壊されるオフターゲットなど、多くの問題点が指摘されていることはご存じですか。

4、「22世紀ふぐ」をふるさと納税返礼品にしたことについて、宮津市市民や宮津市以外から質問や中止を求める声が届いていませんか。届いていれば、どのような反響があったのか、お聞かせください。

5、今後も「22世紀ふぐ」をふるさと納税返礼品として提供し続けますか。

6、ゲノム編集技術で作られた「22世紀ふぐ」をふるさと納税返礼品にすることを中止していただけませんか。中止いただける場合は、いつから中止するか、中止しない場合はその理由をお聞かせください。