日消連が事務局を務める香害をなくす連絡会は、2月22日と24日に5省庁(消費者庁、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、環境省)、国民生活センターとのオンライン面談を行いました。今回は、厚労省のシックハウスマニュアルに、柔軟剤がシックハウス症状を招き得るという記述があることを踏まえ、香害に対応すべきことを主張しました。柔軟剤の安全性を調べて欲しいという要望には、今回も取り組む姿勢を見せませんでした。回答は「因果関係が未解明」の繰り返しでしたが、予防原則に則り、製品規制に乗り出すべきと主張しました。
その後、2月28日に岸田総理が参議院での杉久武議員の質問に対して、「必要な研究を進めるとともに、公的な場での香りへの配慮の周知を進めていかなければならない」と答弁しました。その後に再度開催した厚労省との面談では、必要な研究を進めていくとともに、シックハウスマニュアルで柔軟剤がシックハウス症状を招き得ることを改めて周知するとの回答を得ました。