日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
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【質問状】ゲノム編集トマトの販売についての要請・質問状(株式会社イズミ宛て)(2024年10月4日)

 

2024日消連第16号
2024年10月4日

株式会社イズミ
代表取締役社長 山西泰明様

特定非営利活動法人日本消費者連盟
共同代表 亀山亜土
共同代表 佐々木ミヨ子
共同代表 マーティン・フリッド
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
共同代表 天笠啓祐
共同代表 原英二

 

ゲノム編集トマトの販売についての要請・質問状

 

私たちは食の安全を求め、食品の遺伝子操作に反対し運動している消費者・市民団体です。私たちの許に、貴社の店舗で高GABAを謳ったゲノム編集トマト(商品名:シシリアンルージュハイギャバ)を販売していたとの情報が寄せられたため、お便りさせていただきました。

ゲノム編集技術は、主として特定の遺伝子を破壊する技術です。植物のゲノム編集には遺伝子組み換え技術が用いられるほか、遺伝子操作の過程で遺伝子が傷ついて想定外の有害物質ができる可能性があります。しかも国による安全性や環境影響の審査は受けていません。ゲノム編集食品には表示義務がなく、貴社の店舗で販売されていた商品にもゲノム編集されたことは小さく表示されているだけです。これではゲノム編集されたトマトと知らないで購入する消費者もいることが予想されます。

私たち消費者は、安全性が確認されたとは言い難いゲノム編集食品に懸念を持っています。ゲノム編集トマトの販売企業がその苗を小学校に無償配布すると発表したことに対し、全国で市民が自分の住む自治体に苗を受け取らないでほしいという要請書を送りました。これまで受け取りを表明した自治体はありません。

食の安全と消費者の信頼は、食品企業にとってこの上なく大切なものだと思います。お取り扱いについてご再考いただければ幸いです。私たちの懸念を伝えるリーフレットを同封しました。

つきましては、貴社で販売されているゲノム編集トマトについて質問させていただきます(別紙)。ご多忙のところ恐縮ですが、10月21日までに文書にてご回答いただきたくお願いいたします。なお、質問状とご回答につきましては、団体のサイト等で公開させていただきます。

 

ゲノム編集トマトやその加工品の販売に関する質問

質問1、ゲノム編集技術についてご存じでしたか。(該当に✔を、以下同じ)
□ 安全性についての懸念の声を含めて知っている
□ 一般的な情報は知っているが、懸念の声は知らなかった
□ ゲノム編集技術について、特に認識はなかった

質問2、ゲノム編集トマトを扱った理由は何ですか。(複数可)
□ 営業を受けたから
□ GABAが豊富で機能性表示食品だから
□ ゲノム編集食品だから
□ その他(                   )

質問3、今後もゲノム編集食品を取り扱いますか。
□ 取り扱いをやめる
□ すでに取り扱っていない
□ 取り扱いを続ける
□ 検討する