ゲノム編集魚は安全でサステナブルなのか?
〜リージョナルフィッシュ社への公的支援のあり方を問う院内集会〜
(会場&オンライン併催)
日本が、世界で唯一の遺伝子操作魚の生産国であることをご存じでしょうか?
ゲノム編集によって遺伝子の一部を破壊することで通常よりも大きく成長するマダイ、トラフグ、ヒラメが、京都府宮津市など国内各地で養殖されています。これは海外から拷問養殖と批判されています。私たちもこの問題について取り組み、この事業を行うリージョナルフィッシュ社に対話と情報公開を求めていますが、同社は対話に応じる姿勢がありません。一方、国や地方自治体はこの事業を行うリージョナルフィッシュ社を全面的に支援し、同社の事業は全国各地、さらには海外に向けて広がろうとしています。
そこで「ゲノム編集魚が本当に安全でサステナブルと言い得るのか」を検証し、政府・農林水産省、経済産業省、消費者庁などに対して、同社への支援を問い、ゲノム編集魚養殖に対する市民の声を伝えるために、院内集会開催します。
全国の市民の参加をお待ちしています。ぜひ、ご参加ください。
【日時】2025年2月21日(金)14:00~16:00(13時30分からロビーで入館証を配布)
【会場】衆議院第一議員会館 第5会議室(最寄駅:地下鉄「国会議事堂前駅」すぐ)
アクセス→https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/kokkaimap.htm
オンライン(Zoom)でもご参加いただけます。
◎参加費:無料(カンパ大歓迎)
◎定員:会場50人、オンライン500人
★参加申し込みフォーム:https://forms.gle/FwEzMeXPrXvkhr3T9
主催:遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン、OKシードプロジェクト、日本消費者連盟
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【開催の背景】
ゲノム編集によって遺伝子の一部を人工的に欠損させた「ゲノム編集魚」は、現在、日本だけで販売されています。しかし、このゲノム編集魚は、いくつかの大きな問題をはらんでいます。現在、「レプチン受容体遺伝子欠損型」と「ミオスタチン遺伝子欠損型」の2つのタイプのゲノム編集魚が生産・販売されていますが、食の安全に関する検証が充分に行われているとは思えません。
こうした遺伝子の人工的な改変によって、魚の健康な成長にはどのような影響があるのでしょうか。アニマルウェルフェア(動物の福祉)の観点から、「拷問養殖」であるとの指摘もあります。
このゲノム編集魚を開発・生産・販売しているベンチャー企業「リージョナルフィッシュ社」には、「イノベーション創出事業」「スタートアップ支援事業」などの名目で高額な補助金を含む支援が行われています。同社の事業について、市民団体から情報公開を求めても一切まともな情報は公開されていません。
一方、政府関係機関はこの企業のことをどのように捉えて支援しているのでしょうか?
私たちは2023年に「ゲノム編集魚を考える市民集会in京都」を開催し、ゲノム編集魚の問題提起を行いましたが、同社にはさらなる公的支援が決まり、同社の事業は全国各地、さらには海外に向けて広がろうとしています。それを支えているのは同社の事業の成功ではなく、政府や地方自治体による支援であることにより大きな問題があります。
そこで同社の事業の検証「ゲノム編集魚が本当に安全と言い得るのか」を踏まえ、政府・農林水産省、経済産業省、消費者庁などに対して、同社の事業をどのように認識して支援しているのかを問い、市民の声を伝えるために、今後のあり方を協議する院内集会を企画しました。
この国会議員会館での集会は、オンラインで全国と結びます。分子生物学者の河田昌東さんに、ゲノム編集魚の問題について科学的にどんな問題があるかを説明いただき、京都府宮津市でこの問題に取り組んでいる「宮津∞麦のね宙ふねっとワーク」共同代表の井口Nocoさんから、リージョナルフィッシュ社の市民への対応の問題点を伺います。そして、政府関係省庁に今後の対応を問う予定です。
なお、集会の参加は無料ですが、開催費用のためのカンパを募集します。
【カンパのお願い】
集会では講師として参加される方たちの謝礼・交通費などの費用が発生する予定で、その費用のカンパをお願いしています。
郵便振込口座:00100-5-727877 (ゆうちょ銀行:〇一九店/当座/0727877)
口座名:遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
※振り込みに際しては、振込人のお名前の前に「250221」を追加するか、通信欄に「2月21日カンパ」と記載してください。