このたび「化学物質過敏症あいちReの会」からの呼びかけで、名鉄バス株式会社への夜間高速バスでのアロマ香料使用についての公開質問書提出に賛同しました。
同社は2016年11月に、新型の夜行車両導入にあたり、座席の改善とともに、乗車時に天然素材のアロマで乗客を迎える「ウェルカムアロマ」を始めると発表しました。
日消連でもたびたび指摘しているように、香りは人によって好き嫌いが異なるというだけでなく、香料によってアレルギー症状が引き起こされるなど、深刻な問題となっています。
「香害」が社会問題化する中、閉じられた空間に長時間、居続けなければならない夜間高速バスで「香り」を発生させる今回の名鉄バスの試みは、公共交通機関や公共の場所においての強制的な香料の提供という意味において、個人の嗜好以上に大きな問題をはらんでいると考えます。
同社への質問書では、香りによるリラックス効果はすべての人にあてはまるわけではないことを理解しているかどうか、車内での体調不良時の対応や運転手への影響などについて聞きました。質問書は以下の文書名をクリックするとPDFで開きます。