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【パブコメ】遺伝子組み換え香料バレンセンに関する意見書(2020年4月15日)

 

食品安全委員会が、遺伝子組み換え食品添加物の「香料バレンセン」について安全と評価し、意見を募集しています(意見募集締め切りは2020年04月30日)。日消連は4月15日、以下の意見を出しました。


 

Rhodobacter sphaeroides 168株を利用して製造された香料バレンセンに係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての意見

 

新型コロナウイルスの流行という非常時に、食品添加物の指定を淡々と進める行政の姿勢には驚愕せざるをえません。これまで指定されている多くの遺伝子組み換え細菌を利用した食品添加物にも共通することですが、あらためて本件について以下の理由で反対します。

 

1、安全性評価を行っているのは開発企業であり、客観的評価ではない。

2、ごく簡単な評価であり、動物実験を行っての評価ではない。人体実験の前に動物実験を行うべきである。

3、遺伝子組み換え香料は表示されず、消費者に知ることも選ぶこともできないため、無差別に摂取することになる。

4、他の遺伝子組み換え食品や添加物の間での相加・相乗作用も評価すべきである。

5、バレンセンを80%含む疎水性のオイル状製品「バレンセン80」を香料にして、ジュースやチューインガムなど幅広い食品に利用することが予定されている。その影響は大きいといえる。

6、一般からの意見募集を行いながら、それらの意見を取り上げ、再検討された例をほとんどみない。寄せられた意見への回答も紋切型のことが多く、これでは意味がない。パブコメの在り方を再検討すべきである。