日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
企業や国家の利益よりも、人のいのちや健康を優先する世の中にしたいと活動しています。

【消費者リポート】1645号(2021年5月20日発行)

 

 

2021年5月20日発行の「消費者リポート」をお届けします。

今月の特集は それって本当に有機農業?『みどりの食料システム戦略』の危険な誘い

農林水産省が『みどりの食料 システム戦略』の中間とりまとめを発表しました。『戦略』 には、化学農薬使用量を30 %低減 し、有機農業面積を耕地面積の25 %にする、などの目標が掲げられています。しかし、目標の達成時期は2050年、今から 30 年も先です。また農薬削減と 有機農業推進のためと称して、フル活用しようとしているのは、ゲノム編集やRNA農薬といった遺伝子操作技術や、AIなどのイノベーション技術です。これは、私たちの知っている有機農業とは似て非なるものです。「有機農業推進」の甘い言葉に乗ったら大変です。

日消連・食の安全部会

━━━《内容》
1・表紙
2・「消費者」という言葉 自給農家 佐藤藤三郎
3・特集:それって本当に有機農業?『みどりの食料システム戦略』の危険な誘い >>
4・農民連常任委員・齋藤敏之さんに聞く農水省の 『戦略』 の担い手は大企業 エネルギー多投型で持続しない / 農業団体、 消費者団体からも疑問の声
6.化学農薬脱却を 「RNA農薬」 で? 『戦略』 はハイテク・バイテク農業への道
7・日消連が 『みどりの食料システム戦略』 に意見書 生産力とは本来生命力を取り込むこと(日消連共同代表 大野和興)
8.Hot News 「ゲノム編集トマトはいらない」 の声を (纐纈美千世 (日消連事務局長)) /  宇宙空間の5G利用に国際ルールを (加藤やすこ (環境ジャーナリスト))
9.IAEAの意向で汚染水も食品基準も 天笠啓祐 (日消連顧問、 科学ジャーナリスト) / 連載 菅政権のカーボンニュートラル~森林バイオマスの視点から 第3 回 再エネとして燃やされる海外の森林 飯沼佐代子( 地球・人間環境フォーラム)
10・News Clip:世界の消費者ニュース 3 月18 日〜4 月29 日  欧州の消費者、遺伝子組み換え食品に表示を望む、他
11・そこが知りたいQ&A 家庭用品で気をつけたい化学物質は? 【答える人】原 英二 (日消連運営委員、 食の安全部会) / 【マーティンの鵜の目鷹の目】 あなたも“ ボランティア” しませんか
12.各地の話題From 東京都立川市 資料館 「市民アーカイブ多摩」 市民の資料を廃棄から救い開館 / Information 参加しませんか? 各地のイベント情報
13・くらしにSpice! Book:統計から消される原発避難者たち ──『 いないことにされる私たち 福島第一原発事故10年目の「言ってはいけない真実」』 (青木美希著)/ Cinema:生きるのに不器用だっていいじゃあないの ──『 茜色に焼かれる』 (石井裕也監督・脚本)
14・連載「世界の脱プラ・使い捨て規制」(4)台湾編 「制限しても増える、生活の中から眺める (宋 瑞文 (フリージャーナリスト))
15・事務局から&わせだより / 正規事務局員を募集します
16・連載 3.11 原発事故の被災地を伝える(2) (飛田晋秀)

    紙媒体「消費者リポート」は、1冊1000円(送料込)で販売させていただいています。
    以下のフォームよりご注文ください。

    消費者リポート お申し込みフォーム



    【日本消費者連盟 個人情報保護方針】



    なお「日本消費者連盟会員」にご入会いただいた方には、ご希望の消費者リポートの「バックナンバー」を1冊差し上げます。
    入会方法はこちらから

    一つ前のページに戻る