日本消費者連盟
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【回答】コオロギ入りパンについての公開質問状への敷島製パン回答(2023年4月18日)

 

コオロギ粉入りのパンを販売している敷島製パンに対し、日本消費者連盟と遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンが質問状を送ったところ、同社から4月7日付で回答がありました。回答と、回答への私たちの見解を掲載します。

 


●敷島製パンの回答(PDF)

 

 

 

コオロギパンについての公開質問状に対する敷島製パン社の回答について

 

敷島製パン株式会社がコオロギ粉を配合したパンを販売していることに関し、日本消費者連盟と遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンの連名で送った公開質問状に対し、同社から回答が来ましたが、回答は納得できる内容ではありませんでした。改めて販売の中止を求めていきます。

 

1.コオロギの使用目的、必要性について
パンの主原料である麦類は植物であり、昆虫食と生産性を比べるまでもありません。回答にある「持続的な食糧の安定供給を目指した取り組みの一環」というのはパンにコオロギを使用する理由になりません。

 

2.コオロギの安全性(健康影響の可能性)について
衛生性の確保は当然であって、問われているのは食経験のないコオロギを食品として常食したときに健康影響がないかどうかの確認です。アレルギーについては回答がありましたが、その他の成分等についての回答がなく、そうした点での安全性の確認はなされていないようです。

 

3.コオロギパンの販売量等について
販売量については回答がありませんでした。昆虫食による危害がもしあるとすれば、大量に供給されれば、それだけ懸念が高まります。回答がなかったのは遺憾です。

以上

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