日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
企業や国家の利益よりも、人のいのちや健康を優先する世の中にしたいと活動しています。

【消費者リポート】2023年4月20日発行の「消費者リポート」1668号


2023年4月20日発行の「消費者リポート」をお届けします。
今月の特集は 身近な製品にひそむ環境ホルモン

環境ホルモンという言葉をご存じでしょうか。初めて聞く人も、昔聞いたけど忘れていたという人もいるでしょう。環境ホルモンとは、人間が作り出した有害化学物質のうち、生物のホルモンをかく乱して健康や生殖に異変を起こさせる物質のことです(6ページで解説)。日本では1990年代にNHKが特集を組んで社会問題となりましたが、その後急速に主要メディアが取り上げなくなり、政府の規制も進んでいません。しかし、実際は環境ホルモンによる人体や生態系への影響は深刻になり、世界では規制が進んでいます。今一度、現在の状況を学んで暮らしを見直してみませんか。

有害化学物質削減ネットワーク 槌田 博
本誌編集長 杉浦陽子


━━━《内容》
1・表紙
2・弱者に優しい社会を 国際ジャーナリスト 伊藤千尋
3・特集:身近な製品にひそむ環境ホルモン
4-7・■消しゴムのフタル酸エステル類 重量濃度で3割も含まれている/ レシート (感熱紙) のビスフェノール類 BPAからBPSへ置き換え進む / 【解説】そもそも環境ホルモンとは?誤った情報を伝達するかく乱物質 / 環境ホルモン規制の導入を求めて日本でも今こそ遅れを取り戻そう ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議 (JEPA) 代表理事 中下裕子
8-9・HotNews:「汚染土」 再利用は許されない 白田真希(所沢への福島原発汚染土持ち込みを考える市民の会)/フッ素洗口の強制化が進んでいる 天笠啓祐(日消連顧問)/ 「種子法廃止違憲訴訟」 に不当判決 市村忠文(全日農書記長)/ 【連載】暮らしの中の農薬 安田節子(食政策センター・ビジョン21 代表) 4 ガーデニングの農薬剤家庭用だからといって安全ではない
10.世界の消費者ニュース NEWS CLIP 2月17日~3月22日 ブラジル最高裁判所、バイエル社に328 億円の返還を要求 / ドイツ、新たな遺伝子組み換えに対する欧州委員会の取り組み方を批判 他
11・そこが知りたいQ&A 新型コロナ2類相当から5類で何が変わる? 【答える人】天笠啓祐 (日消連顧問)/ タイ 時間の流れに身をまかせ 驚き食材の出現はエンドレス 森本薫子(有機農家/合同会社PLC)
12.Roundabout 読者の交差点 消費者庁長官は原点を見つめて / ◎甲状腺検診とヨウ素剤配布◎甲状腺検診えどがわと甲状腺検診 / Information 参加しませんか? 各地のイベント情報 / ◎連続オンライン学習会 今だから知ってほしい 遺伝子組み換え・ゲノム編集食品の真実 第15 回 5 月19 日 (金) 14:00~16:00 「暴走する遺伝子操作技術~
GM & ゲノム編集の最新情報」。天笠啓祐( 日消連顧問 ) 他
13・くらしにSpice! Book:小さな取り組みと有機農業の触れ合いが引き起こす価値転換 ──『 有機農業はこうして広がった 人から地域へ、 地域から自治体へ』 (谷口吉光 編著)/Cinema: 地球の喘ぎを止めたい 8000キロの植林計画──『 グレート・グリーン・ウォール』 (ジャレッド・P・スコット監督)
14・【連載】「地域に広がる有機給食」(7) 熊本県山都町 JAS 認定日本一の町ぐるみの有機給食 岩田理恵(㈱肥後やまと営業・生産者担当、山都町有機農業協議会学校給食部会事務局)
15・事務局から&わせだより 国土交通省が香害ポスターで啓発 / 学校に昆虫食推進ポスター / GM食品の日消連発行物のご案内
16・Gallery 連載・連載 戦前となることなかれ (3) 石田 美智子(書家)いしだ・みちこ  1931 年9 月、満州事変と同じ月に出生。尋常小学校に入学した夏、日華事変(日中戦争) が始まる。1945 年5 月、東京から青森への疎開を経験。書を学び、展覧会で反戦平和、自然保護を発信。詩人会議会員。書号は久紘(キュウコウ)。

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