1月15日に突然、アメリカのFDA(食品医薬品局)が人工着色料「赤色3号」を禁止すると発表しました。日本の当局も驚いたに違いなく、今後の対応を検討すると発表しました。私たちがこれまで特に懸念していたのは、この人工着色料が子どもに与えるキャンディーやかき氷、菓子、ガムなどによく使われていることでした。
日消連は1970年代から人工着色料に反対するキャンペーンを行ってきました。そして2011年には、消費者庁が食品表示法制定に向けた検討会を設けた時に、以下のような提言を行いました。子どもの多動性障害との関連が疑われる人工着色料を含む食品に「子どもの活動と注意力に影響を与える恐れがある」と書くなど、警告表示もできるようにすること、と。
なぜ保護者たちは、このような危険な化学物質を幼い子どもたちに与え続けているのでしょうか。日本で禁止されるには、もっと多くのデータが出るのを待たなければならないのでしょうか。
人工着色料の危険性については、最近日消連が発行したリーフレット「その食品、添加物は大丈夫?」(2024年11月発行) をご覧ください。身近な子ども向けの食べ物の多くに使用されています。
(マーティン・フリッド)