日消連は3月31日、コンビニ大手3社に公開質問書を送りました。
7月1日以降のレジ袋対応について公開質問書
私たちは、いのちや健康を何よりも大切にする社会をめざして活動している消費者団体です。
報道によりますと、御社は本年7月1日よりレジ袋をバイオマス素材30%配合のものに変更した上で、有償で提供するとのことです。私たちもレジ袋を大幅に削減するため、禁止あるいは20円以上での有償提供が望ましいと考えておりますので、御社の有料化の決定を一歩前進と受け止めています。
つきましては、下記の通り質問いたしますので、回答を4月10日までに、日本消費者連盟事務所までご返信くださいますようお願いいたします。
1.バイオマスを30%配合したレジ袋に変更するとのことですが、バイオマスプラスチックが必ずしも持続可能であるとは限りません。とりわけサトウキビやトウモロコシを利用した場合、森林破壊や遺伝子組み換え、食料との競合などの問題が生じます。また、散乱した場合、マイクロプラスチック化します。そのため、マイクロプラスチックそのものを減らすには、レジ袋使用量そのものをできるだけ低く抑える必要があり、それには価格設定が重要だと考えています。レジ袋の価格を教えてください。
2.有料化後の御社のレジ袋辞退率目標(あるいは削減率目標)を教えてください。
3.プラスチック製レジ袋に代えて、再生紙製の紙袋を有償提供することについて、何かお考えがあればお聞かせください。
レジ袋.公開質問状.2020.3_セブン&アイホールディングス