日本消費者連盟
すこやかないのちを未来へ
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【質問状】ふるさと納税返礼品「22世紀ふぐ フルコースセット」に関する質問状(2023年7月13日)

 

2023日消連第6~12号
2023年7月13日

ふるさと納税ポータルサイト運営企業7社宛て(※末尾に企業名)

特定非営利活動法人日本消費者連盟
共同代表 亀山亜土
共同代表 佐々木ミヨ子
共同代表 マーティン・フリッド

 

ふるさと納税返礼品「22世紀ふぐ フルコースセット」に関する質問状

 

私たちは食の安全に取り組む消費者団体です。
さて、日本では2021年秋にリージョナルフィッシュ社が開発したゲノム編集マダイとゲノム編集トラフグの流通が始まりました。いずれも食べものとしての安全性審査や環境影響評価も行われていないため、消費者の間では不安が広がっています。私たちの不安は根拠のないものではありません。ゲノム編集トラフグについては、政府が開発企業からの届出を受理した直後に、ドイツの民間研究機関「テストバイオテック(Testbiotech)」がゲノム編集によって「病気にされたフグの流通が始まるかもしれない」と懸念する報告書を出しています。また、約30年前に初めて遺伝子組み換え食品が登場した際、政府も開発者も従来の食品と変わりないと主張していましたが、その後、さまざまな動物実験で安全性の問題が指摘されています。リージョナルフィッシュ社のサイトには、「厚生労働省において、専門家の意見を聴きながら、様々な観点から食品としての安全性の観点から問題がないと確認していただきました」とありますが、公表されている届出概要に示された事項は安全性が確認されたとは言えない内容です。
そこで、貴社がふるさと納税ポータルサイトに掲載している「22世紀ふぐ フルコースセット」に関して以下お聞きします。お忙しいところ恐れ入りますが、7月27日までに文書にて回答をお願いいたします。ご回答は当団体のHP等で公表いたします。

1、ふるさと納税返礼品の登録をどのように行っているか、食べものの場合の基準を教えてください。

2、「22世紀ふぐ フルコースセット」をふるさと納税返礼品に登録した経緯を教えてください。

3、ゲノム編集トラフグが安全性審査も環境影響評価もされていないことをご存じですか。

4、京都府宮津市で「22世紀ふぐ フルコースセット」をふるさと納税返礼品から外すよう市に求める市民の動きがあり、1万筆を超す署名が市に提出されていることをご存じですか。

5、安全性審査・環境影響評価が行われておらず、宮津市民から反対の声が上がっている「22世紀ふぐ フルコースセット」をふるさと納税返礼品リストから削除することを検討されますか。

以上

※送付先企業(順不同)
株式会社トラストバンク
株式会社さとふる
楽天グループ株式会社
株式会社アイモバイル
株式会社ユニメディア
ANAあきんど株式会社
株式会社ふるさと本舗