2025日消連第3号
2025年4月25日
株式会社ワイズマート
代表取締役社長 吉野秀行様
特定非営利活動法人日本消費者連盟
共同代表 亀山亜土
共同代表 佐々木ミヨ子
共同代表 原英二
共同代表 マーティン・フリッド
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
共同代表 天笠啓祐
共同代表 原英二
ゲノム編集トマトの販売についての要請・質問状
私たちは食の安全を求め、食品の遺伝子操作に反対し運動している消費者・市民団体です。貴社には2024年6月にも同様の要請・質問状をお送りしましたが、回答をいただくことができませんでした。消費者の不安や疑問にお答えいただけないことを残念に思っていたところ、消費者から貴社の店舗で引き続きゲノム編集トマトを販売していたとの情報が寄せられたため、再度要望・質問状を送らせていただきました。
前回の要望書でお伝えしましたように、ゲノム編集技術は、主として特定の遺伝子を破壊する技術です。植物のゲノム編集には遺伝子組み換え技術が用いられるほか、遺伝子操作の過程で遺伝子が傷ついて想定外の有害物質ができる可能性があります。しかも国による安全性や環境影響の審査は受けていません。ゲノム編集食品には表示義務がなく、貴社の店舗で販売されていた商品にもゲノム編集されたことは小さく表示されているだけです。これではゲノム編集されたトマトと知らないで購入する消費者もいることが予想されます。また、このゲノム編集トマトには一般的なトマトの4~5倍のGABAが含まれていると言われていますが、妊娠中や授乳中の女性はGABAのとり過ぎに注意が必要という指摘もあることを考えると、不安は尽きません。
私たち消費者は、安全性が確認されたとは言い難いゲノム編集食品に懸念を持っています。食の安全と消費者の信頼は、食品企業にとってこの上なく大切なものだと思います。お取り扱いについてご再考いただければ幸いです。
つきましては、貴社で販売されているゲノム編集トマトについて質問させていただきます(別紙)。ご多忙のところ恐縮ですが、5月15日までに文書にてご回答いただきたくお願いいたします。なお、質問状とご回答につきましては、団体のサイト等で公開させていただきます。
質問1、ゲノム編集技術についてご存じでしたか。(該当に✔を、以下同じ)
□ 安全性についての懸念の声を含めて知っている
□ 一般的な情報は知っているが、懸念の声は知らなかった
□ ゲノム編集技術について、特に認識はなかった
質問2、ゲノム編集トマトを扱った理由は何ですか。(複数可)
□ 営業を受けたから
□ GABAが豊富で機能性表示食品だから
□ ゲノム編集食品だから
□ その他( )
質問3、ゲノム編集トマト関連製品を販売する際に、売り場でゲノム編集食品であることを表示していますか。
□ ポップやプライスカードでゲノム編集食品であることを表示している
□ ゲノム編集食品であることは表示していない
□ その他( )
質問4、GABAの過剰摂取の問題点をご存じでしたか。
□ 知っていた
□ 知らなかった
質問5、今後もゲノム編集食品を取り扱いますか。
□ 取り扱いをやめる
□ すでに取り扱っていない
□ 取り扱いを続ける
□ 検討する