2017年7月号「「香害」は 「公害」 香りの洪水が体を蝕む」
「香害」は 「公害」 香りの洪水が体を蝕む 編集委員 杉浦陽子 ドラッグストアの消臭スプレーの 棚の前で途方に暮れる中年男性。買 い物メモには「ファブリーズ」の文字が。「ふわりおひさま…
2017年6月号「暮らしを脅かす巨大な太陽光発電 」
「でっかい太陽光パネルが風景を一変させてしまった」「山の急斜面に作られて土砂崩れが心配」「油みたいなものが出てきて下の棚田になだれ込んでいる」。日消連の大野和興共同代表が暮らす埼玉県秩父地域で、山の斜…
2017年5月号「農薬が子供の脳神経を冒す」
発達障害をはじめアレルギーや化学 物質過敏症などの子どもが増えています。原因のひとつに、ネオニコチノイド系(以下、ネオニコ)や有機リン系の農薬がクローズアップされています。とくにネオニコは、近年日本で…
2017年4月号「つながろう世界のママたち 遺伝子組み換え食品はいらない!」
いま世界のママたちが「遺伝子組み換え (GM) 食品はいらない」の声を上げ始めています。アメリカで「マムズ・アクロス・アメリカ (※)」を立ち上げたゼン・ハニーカットさんが呼びかけたのを…
2017年3月号「福島の農産物は食べられますか」
2013年4月6日、日消連主催のシンポジウム「被災地の農業再生はいま」に講師として出席された石井秀樹先生に、その後の福島農業の状況を聞きました。石井先生は、関東に暮らしていた事故直後から原発災害にどう…
2017年3月号「福島の農業をどう思いますか」
福島県に暮らす会員に、いま何を思い、どのように暮らしているのか、アンケートを実施し、60〜79歳の6人から回答を頂きました。浮かび上がったのは、今でも食べものに気を遣いながら暮らしていること、「風評被…
2017年3月号「作物を作っての農民、 自分が耕した健康な土あってこそ」
作物を作っての農民、 自分が耕した健康な土あってこそ 郡山市有機農家 中村和夫さん 「20年来、有機農業で育ててきた土を跡継ぎの息子に手渡せると思っていたのに。もうもとの土には戻らないと思うと辛い」と…
低所得高齢者の生存権を奪う介護保険|消費者レポート2月号特集
高齢者が3人集まれば、話は年金 か介護保険、医者代への不安で締めくくられます。買い物で、銭湯で、 図書館で、本屋で、スーパーで、女性高齢者は、どんなところでも話し出します。少し前までは、もっぱら人の…
2017年2月号「”介護難民”の時代がやってきた」
「大量の要介護老人と大量の 死者が周囲にあふれかえる時 代が来る」と書いたのは作家の五木寛之さんです(読売新聞1月 15日)。そんな時代は「これから来る」のではなく、 私たちはすでにそんな時代に「一歩…
2017年1月号「ファッションと人権」
流行を安く手に入れ、簡単に捨て去る”ファストファッション”が世界を席巻しています。「ザラ」「H&M」といったグローバルブランドが、先進国の流行をいち早く取り入れ、最も安く生産できる世界の最適地で生産し…