日本消費者連盟が事務局を務める「香害をなくす連絡会」が、厚生労働大臣に送った「香害で苦しむ人の医療、介護の改善を求める要望書」に対して、厚生労働省医政局総務課から回答がありました。香害について、「現時点では原因や病態、発症機序等が不明であり、疾患概念が確立していない」ことを理由に、私たちの要望をすべて退けています。訴え始めた4年前から全く同じ見解を繰り返しています。また「中枢性感作と呼ばれる病態の解明について、研究を進めている」としていますが、私たちは香害を個人の特異的体質によるものではなく、「化学物質汚染」と捉えていますので、香害被害に遭う人の体質を調べるのではなく、誰しもが被害に遭う可能性のある公害として調査すべきであると主張しています。引き続き私たちの要望を少しでもくみ取って頂けるように働きかけをしていきます。
回答書
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